薬局にある機械の話2020.09.17

どうもみなさんお久しぶりです。中の人です。
前回の投稿からだいぶ時間がたってしまいましたね。ごめんなさい。中の人は免許を取りに行ったりしてました。

さて、今日は薬局にある機械の話ということで、分包機をご紹介したいと思います。
分包機ってご存じですか?だいたい薬局で処方箋のお薬をもらうと一枚に10錠入ってるプレートみたいなのをもらうと思います。しかし飲む薬の種類が多かったりすると夜飲む薬を朝飲んじゃったみたいなことが起きちゃいます。もし夜飲む睡眠薬を間違えて朝飲んでしまったら・・・大変ですよね。ということで飲む薬を時間で分類する「一包化」というものが行われることがあります。その時に分包機が活躍するんです!

今回は業者の方が新しいモデルの分包機の紹介に来てくれました。

こちらが今回ご紹介の分包機の一部です!


薬を入れて・・・

起動して回って・・・

錠剤が遠心力で外側に集まってきた!

おおーーー!外側にきれいに並んだ!

見てくださいこの動き!分かりにくいと思いますが画期的なんです!
従来は薬剤の大きさに合わせてカセットを用意していました。
でもこのカセットは出口のサイズが変わるのでどんな薬のサイズにも対応してくれる!
さらに最後に逆回転してくれることで多く入れてしまっても残薬の取り出しが簡単!
またこの分包機はこんな機能も付いてます。
半分に割って処方する薬もできちゃう!(従来はできませんでした)
いつ飲むかが分かるようにマーカーを引くのですがこれも自動でやってくれる!

とっても心強い薬剤師のサポーターです。本当にありがとう!

次に紹介するのはこちら!

これもまたすんごい画期的なんです!
新薬が開発されたり、薬が改良されたり、お医者さんが処方するのをやめたりしてストックしていた薬が使われなくなるということが結構あります。(余談ですがお医者さんに自分の会社のお薬を使ってもらうためにMRという人がお医者さんにお薬のプレゼンをします。このMRが「私の家政夫ナギサさん」の多部未華子さんです。)

そうすると分包機で使っていた使われなくなったお薬を入れているトレー(写真のオレンジの箱です)はその内部がお薬の剤型に合わせて作ってあるので捨てるしかなかったんです。

しかし!この画期的な機械はそのトレー内部を次に使うお薬の剤型に合わせて変更できるんです!

ありがとう!本当にありがとう!

というわけで薬剤師のお薬をサポートしてくれるいろんな機械があるんです。

しかし、いくらいい機械があってもそもそも処方箋に書いてある指定されたお薬の量や種類が間違っていてはいけません。次回はその間違いに気づいてお医者さんに問い合わせる「疑義照会」という薬剤師の重要なお仕事についてお知らせしようと思います。

それではまた次回!

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