みなさんこんにちは。お久しぶりです。中の人です。今回は新型コロナウイルスのワクチンについて。中の人もようやく職域接種の対象になりました。打ちたい人も打ちたくない人もいると思います。様々な情報が錯綜する中で心配な人もいると思います。
なので今回は私が授業で受けた公衆衛生学の先生の言葉をお伝えしようと思います。
医薬品の安全性は何度も治験して何例もの症例を積み重ねていけば分かります。すべての医薬品でそんなふうに安全性を検証したり有効性を検証したり新しい薬効を見つけたりしてきました。今回の新型コロナワクチンもその例に漏れず全世界でその有効性や安全性は証明されつつあります。
しかし、医薬品の安心は担保できません。周りで副反応を起こした人がいたらきっと不安になるでしょう。たとえどれだけ稀な副反応であっても、もうその医薬品を服用したいとは思わないはずです。僕もそう思います。
つまり安全は分母を増やせば証明できますが安心の分母は増えません。常に1（あなた）です。だから100000人に一人の副作用があなたやあなたの周りの人に起きたらその副反応が起きる確率はその人にとっては100%です。そりゃあ安心してその医薬品を使えません。
だから薬剤師はワクチンを打つにしても打たないにしてもあなたの意見を尊重します。
ですが！
他人に自分の意見を強要したり不安な人を食い物にしたりするのは間違っています。それは善意でもなんでもありません。すぐ止めてください。
では最後に！ワクチンを打つかどうかはご自分でよく考えて決めましょう。判断できないことがあるときは薬局にいる薬剤師に聞いてみてください。いつでも相談に乗りますよ。
