お薬の進化のお話2020.07.18

みなさんどうもこんにちは!中の人です。いやー暑いですね。中の人はエアコンを使いまくり怒られています。
 
さて、今日は皆さんが使っているお薬の進化のお話です。
 
帯状疱疹のお薬にゾビラックスというお薬がありました。(今はあんまり使われません)
このお薬は画期的な帯状疱疹のお薬でものすごくよく効きます。しかし、重大な欠点があったんです。それは…

 

飲む回数が多い!!!!
という点です。
 
なんとこの薬1日5回も飲まなきゃいけません。朝、昼、夕 あと2回いつ飲みましょう?できるだけ同じくらい時間を空けることを考えると「8時 12時 16時 20時 24時 みたいに1日5回飲んでくださいね」という服薬指導が行われていました。患者さんからすると「なんで飲む時間まで決められなきゃいけないんだ?」ってなりますよね。
 
そのうえ5回も飲まなきゃいけないので飲み忘れが起きます。飲み忘れると当然効きません。でも患者さんから見ると「飲んでるのに効いていない」ということになります。効かない薬を売ってる製薬会社なんて炎上まっしぐらですよね。
 
ということでこの重大な欠点を解決するために製薬会社は頑張りました。
 
12年くらい!!!!
 
そしてできました。バルトレックスというお薬です。名前からしてもゾビラックスより効きそうですね。
 
この薬はゾビラックスより体に吸収されやすい薬で1日3回で効きます。1日3回なら飲む時間には困りません。
 
さらに進化して今はアメナリーフというお薬が帯状疱疹に使われています。なんと1日1回。
 
新薬を作るというと何かの病気に対する特効薬を作るイメージがありますがそれだけではなくより患者さんの負担を減らせりお薬を作るため製薬会社は日々研究を行い新薬を作り続けてるんですね。

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